Ophirの放射照度および線量センサーファミリーに加わった新製品、PD300RM-UVAを、その製品ファミリーと比較しながら、重要な新機能を紹介しています。
Ophir PD300RM-UVAの機能とその使用方法を正確に次のビデオでお伝えします。

Ophirの放射照度および線量センサーファミリーに加わった新製品、PD300RM-UVAを、その製品ファミリーと比較しながら、重要な新機能を紹介しています。
Ophir PD300RM-UVAの機能とその使用方法を正確に次のビデオでお伝えします。
1976年、精密赤外オプティクスおよびレーザー測定機器の開発に取り組むチームとして設立されてから、今年でOphirは50周年を迎えました。 半世紀を経た現在、MKSブランドの一員であるOphir Photonicsは、レーザーパワー・エネルギー測定、ビームプロファイリング、高性能光学ソリューションの分野において、世界的に認知された存在へと成長し、産業、研究、医療、防衛といった幅広い分野のお客様に製品と技術を提供しています。 この節目を記念し、Ophir Photonicsの現在を形作ってきた主要なマイルストーンを振り返ります。 1976~1980年代:創業期 Ophir Optronicsは1976年に設立され、産業用途および防衛用途向けの精密赤外光学およびレーザー計測機器の開発に注力してきました。 創業当初から、同社は光学設計、製造、計測技術(メトロロジー)を一体化した体制を確立していました。特にレーザーパワーメーターおよびエネルギーメーターは、早い段階から製品ポートフォリオの中核を担い、今日のOphir Photonicsの基盤を築く重要な役割を果たしました。 1980年代:専門性の確立 1980年代を通じて、Ophirは以下の分野において技術力を拡充してきました。 これら2つの柱、すなわちレーザー計測技術と赤外光学技術は、現在に至るまでOphirの中核を成しています。 1990年代:レーザー産業の成長とともに発展 レーザーが材料加工、医療、通信、研究分野へと広く普及する中で、Ophirの計測機器もそれに合わせて進化してきました。 2006~2010年:ビームプロファイリング分野の統合と強化 2000年代は、ビーム解析技術における大きな転換期となりました。 2006年 ― Spiriconを買収 […]
超高出力レーザーの出力を正確に測定することは重要ですが、必ずしも容易ではありません。特に、防衛用途や指向性エネルギー(Directed Energy)用途で使用されるような、連続発振ではなく短時間のパルスで動作するレーザーにおいては、その難易度が一層高まります。 従来のパワーメーターは連続波(CW)レーザーを前提に設計されており、安定した測定結果を得るためには、レーザーを一定時間連続照射させる必要があります。しかし、レーザーの発振時間が数秒、あるいはそれ以下に制限される場合には、どのように測定すればよいのでしょうか。 この課題を解決するのが、「Power from Pulse(パルスからのパワー算出)」手法です。 課題:短時間・高出力パルスの測定 数十kW以上の高出力で動作するレーザーは、多くの場合、熱的・技術的・安全上の制約により連続発振ができません。特に指向性エネルギーシステムなどの実用用途においては、レーザーは数秒程度の短時間で、高強度のパルスとして照射されます。 しかしながら、従来のパワーメータは一般的に、安定した測定値を得るまでに40秒以上の時間を要します。そのため、レーザーパルスの持続時間が10秒程度しかない場合、このような従来方式では実用的な測定が困難となります。 ソリューション:Power from Pulse Power from Pulseは、このような短時間かつ高エネルギーのパルス測定のために特化して設計された測定手法です。従来のように連続動作に依存するのではなく、パルス照射中に吸収された熱量を解析することで、レーザーパワーを算出します。 主な特長 なぜ重要なのか? このような課題をお持ちではありませんか? 超高出力パルスレーザーを取り扱うエンジニアの方、特に防衛用途や産業用途に携わる方にとって、Power from […]
Ophir Photonicsのパワーおよびエネルギーセンサーは、連続光(CW)およびパルス光を問わず、さまざまな波長、出力、ビームサイズのレーザー測定に対応しています。本稿では、レーザー照射によって発生する熱を利用してレーザーパワーを測定する2種類のセンサー、すなわちカロリーメーターとサーマルセンサーについて解説します。 カロリーメーターレーザーパワーセンサーの動作原理 カロリーメータは、化学反応や物質の物理変化によって生じる熱量を測定する「熱量測定(calorimetry)」の原理に基づいて動作します。calorimetryという用語は、ラテン語の「calor(熱)」とギリシャ語の「metron(測定)」に由来しています。本方式では、レーザー光がセンサーに吸収され、熱エネルギーへと変換されます。その結果生じる温度上昇を測定することで、入射レーザーの光パワーを算出します。 サーマルレーザーパワーセンサーの動作原理 短時間(数十秒以内)の測定において、カロリーメータの基本式は以下で表されます: Q = mCvΔT ・Q:レーザーから測定装置へ伝達された熱量・m:加熱される物体の質量・Cv:比熱容量(単位質量の温度を1℃上昇させるのに必要な熱量)・ΔT:温度変化 Ophirのポータブルセンサ―シリーズ「Comet」は、この原理を採用しており、アクティブ冷却を必要とせずに動作します。 連続的な測定では、発生した熱を外部へ放散する必要があります。高出力領域では、通常、水を用いた閉ループ式チラーによる冷却が用いられます。冷却媒体の流量および温度上昇を高精度に測定することで、以下の式によりレーザーパワーを求めることができます: P = qvCvΔT ・P:レーザーパワー・qv:冷却媒体の流量・Cv:冷却媒体の比熱容量 測定方式および用途の違い 次に、サーマルセンサーの動作について説明します。図1に示すように、レーザービームはセンサ―中心部に照射され、吸収されて熱エネルギーに変換されます。センサ周縁部はヒートシンク(空冷または水冷)と接続されており、中心から外周へ向かって放射状に熱が流れ、温度勾配(中心が高温、周辺が低温)が形成されます。この温度勾配はレーザーパワーにのみ依存するため、パワー測定に利用することが可能です。 この測定は、センサーディスク上に配置されたサーモパイルにより行われます。サーモパイルはゼーベック効果を利用して、温度差に比例した電圧を発生させます。サーモパイルの配置により、ビーム径や位置に依存しない測定が実現されています。 本設計は、空冷または水冷により約5kWまでのパワーに対応可能です。これを超えるパワー領域では、ゴールドコーティングされたリフレクタ―を用いてビームを拡大し、吸収されるパワー密度を低減します。このアプローチにより、最大30kWまでスケーラブルに対応可能です。30kWを超える領域では、実用上の制約によりさらなる拡張が困難となります。図2は、最大30 […]